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第1部 四章【スノウドロップ】その2 第四話 運と選択のゲーム

Autor: 彼方
last update Última actualización: 2025-12-27 18:30:00

105.

第四話 運と選択のゲーム

「じゃあ早速この器で遊びましょうか。まずはエルにマスターしてもらわないといけないしね」

「私なら大丈夫ですよゥ。ダテにカミサマじゃありませんからネ! 勝負してみまスカ?」

「いいのね? 言っとくけど私は運がいいのよ。麻雀部の爆運最終兵器とは私のことよ(そんなこと誰も言ってない)」

勝負開始

「先攻はエルでいいわよ」

「じゃあお先に…… ソレッ!」

コンコロコン! コンコンコロロ……

1466

「……目無しカ」

「こういう時は3つだけ固定して器の外に避けておくの。問題はどの3つを固定するか」

「あ、そういうルールなの? てっきり4つ全部振り直すんだと思っテタ。ふうん、1つ振り直すのか。とりあえずなんでもいいんじゃないの? どれだって1つ変わればテンパイ形になるんだカラ」

「おっ! すごい! それに気付いているのはすごく賢いです」

「でへへ、アリガト」

「……うん、でもね、不正解なの」

「エッ?」

「例えば146を残して1つ振るとしたらどの目だといい?」

「んと、1か5でテンパイね。6面のうちの2面がテンパイなわけだから確率3分の1だワ」

「すごいすごい。エルは数学もわかるのね!」

「えへ。こんなのはマージ担当者試験を受けた人ならみんなできるヨ」

「じゃあ、166を残して振ったとしたら?」

「そうすると…… 1236でテンパイだから確率3分の2。あれ? とんでもなく違うワ! これが正解だったのね」

「ね? 差があるでしょ。でもね、これも不正解なの」

「エエエ!?」

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